京土愛 京都の地酒 Kyodoai は、現在準備中です。

2021/05/18 16:28











日本酒はお酒が本当に昔から好きな人しか手を出してはいけないと思ってませんか?



どんなプロでも初めは初心者です。何歳からでも新しいこと始めるなんて素敵だと思いませんか?

しかもお酒飲みますか?の質問に対して、「嗜む程度です」という答えもあるので、少ししか飲まない人でも手を出しちゃっていいのが日本酒なんです。


でも味も何もわからない赤ちゃんがいきなりカカオ75%のチョコレートを食べて「これは苦味が強くて美味しい」、別の会社のカカオ75%を食べ比べて「こちらのほうが香りが強い」、なんてわからないと思うんです。


ならばこの記事を読んで少しだけ知識を入れるのと初めて飲んでみるならこの日本酒でしょていうのを見つけてから飲み始めてみませんか?


この記事は酒屋で働くまで全くお酒を飲むことがなかったスタッフNが、酒屋で働くうちについた知識と初心者ならではの観点で見た日本酒の奥深さをお伝えしていきます。









目次


1.そもそも日本酒ってなに?

2.初心者でも楽しめる日本酒の楽しみ方

3.日本酒に合わせるオススメおつまみ

4.まとめ



1.そもそも日本酒ってなに?


・日本酒のイメージ

みなさんは日本酒についてどんなイメージをお持ちですか?



私が酒屋で働く前の日本酒のイメージは、定年退職後のおじさん(めちゃくちゃ失礼ですが)が一人で夕食と共にちびちび飲むものというイメージでした。


でもここ最近では「日本酒女子」というワードが流行るくらい、年代や性別を問わず楽しまれているものとなっています。


旅先で買うご当地ビールやその土地ならではの日本酒、いわゆる「地酒」を楽しむ文化も生まれて、ますますお酒が近い存在になってきていますね。


私も最近のイメージは日本酒は幅広い年代に愛され、楽しめる一種の趣味です。

では、みなさんもこの新しい趣味を幅広く知っていけるように最低限の知識だけでも知っていただきましょう。

知っておくと日本酒を飲んだ時の感動が倍になるのでぜひチェックしてくださいね。




・日本酒とは




ここでは簡単に日本酒についてご紹介していきます。



日本酒は米、米麹と水を原料として発酵させてこしたもの、と定義付けられています。


どの米を使用するのか、精米歩合をどうするか、醸造アルコールを入れるのか、火入れはするのか、、、

言い始めたらキリがないのですがその時の気温・湿度などでも味は変化してしまうので唯一無二なんです!だからこそ日本酒は奥深い


だからなんだと言われる方もいらっしゃるかと思いますが、お家でも日本酒を開封した直後、3日後、1週間後と味が変化していきます。


空気に触れて旨みが増すお酒もありますが、基本的には酸化による劣化になるので早めに楽しむのがオススメです。




・辛口、甘口とは




みなさん日本酒の辛口、甘口と聞くとどんな味を思い浮かべますか?


日本酒初心者の私が酒屋で働き始めたとき、一番にぶつかった壁がこの辛口と甘口の違いです。


一見カレーの辛口甘口と一緒に見えますが全く違うとのこと、、、

では辛口がスパイス的な辛さで甘口がチョコレート的な甘さかと言うとまたそれも違う、、、

なんて難しいんでしょう!



日本酒の辛口、甘口のことを「日本酒度」と言います。

辛口は日本酒度+〇、〇の部分の数字が大きければ大きいほど辛口。

甘口は日本酒度-〇、〇の部分の数字が大きければ大きいほど甘口。


このことからわかるように辛口は+(プラス)、甘口は-(マイナス)で表されます


簡単に言うと、この辛口・甘口が決まるのは日本酒の中に含まれる糖分で決まります

糖分が少なければ少ないほど辛口、糖分が多ければ甘口となります。


後は酸度やアミノ酸度などで日本酒度が変化します。


もう辛口、甘口が+と-で表されていることさえわかればここではOKです!






・日本酒の種類




日本酒は醸造アルコールを入れるかどうかと精米歩合で味が変わってきます。

どのような条件で種類が変わってくるのか見ていきましょう。




醸造アルコールとは食用に用いられるアルコールのことです。

発酵してつくるアルコールとは別に、さとうきびなどで作られるアルコールを混ぜて出来る種類「本醸造」と、醸造アルコールを入れずに米・米麹・水のみでつくる「純米酒」の2つに、日本酒は大きく分けることができます。



また精米歩合とは米の削り具合のことで削った残りの部分のことを〇%と表します。

ここの数字が小さければ小さいほど手間がかかっているので少し高価になることが多いということになります。

残すほど米の旨みが引き立ち、削るほど香りが引き立つのが特徴です。

使う米の種類によってまた変わってくるので奥深い、、、


この精米歩合と醸造アルコールの有無などの基準を満たしたものを「特定名称酒」といい、この条件に当てはまらないものを「普通酒」と呼びます。


「特定名称酒」を簡単に表したものが以下の表です。




精米歩合

純米酒

本醸造

50%以下

純米大吟醸

大吟醸

60%以下

純米吟醸

吟醸

規定なし

純米酒


60%以下または特別な製法

特別純米

特別本醸造

70%以下


本醸造酒



他に

生酒、原酒、生酛仕込み、山廃仕込み、あらばしり、ひやおろし、しぼりたて、無濾過、にごり酒、どぶろく、、、

いろんな種類がありますが初心者の方は上記の表さえ抑えておけばバッチリです。

徐々にいろんな種類のお酒を見ていきましょう!



②へ続く
酒屋で働くまで初心者だったスタッフが初心者ならではの観点で日本酒は思っているより入りやすいを伝える②